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Band Marketing Encyclopediaのリニューアル版が出ました。

2006年にわたしが初めて手にしたときからもう10年。

マニュアルも何度もバージョンアップされて、それに付帯した実質的なサービスもいくつか生まれました。

特に前回のバージョンアップは全部書き直したというほどの変わり様でびっくりしました。


8年前の最初のころはまだMy Spaceもまだうまく使っているバンドは少なかったし、
実際My Spaceというものはものすごく使いにくくて重くてスパムだらけのサイトだったので、
マニュアルでも「My Spaceもうまく使えるかも」
という程度の記載でした。

その後、My Spaceを使ってスパムすれすれのやり方で大ブレイクしたた●らぱんさんが脚光を浴び、成功例を作りましたね。


ツイッターやfacebookをうまく使うアーティストも増えました。

一部のメジャーアーティストを除けば、メジャーもインディーズもごちゃまぜの混沌とした音楽シーンになってきました。


新しいBand Marketing Encyclopediaでいち早く先取り手法をしかけて、あまりお金をかけずにメジャーをすいすいと抜き去っていってください。


現在の最新版は2014版ですが、そのときにしか使えないという浅い方法ではなく、とても普遍的な内容ですから、2016年も2018年も2020年も大きな武器になるでしょう。

根波氏の手紙にもありますが、

バンドマンやアーティストのあいだで強く信じられている迷信のようなことがあります。

それは、

「良い曲さえ作っていれば、ファンは増えていくだろう」

「良いライブパフォーマンスをすれば、ファンは増えていくだろう」

ということ。

それはあたかも都市伝説とすら言えるほどです。

まあ、私もバンドマーケティングの勉強をするまでは同じ主張をしていましたw

・・・声を大にして言ってましたw

そしてこの主張には音楽を奏でる人の理想が含まれている分だけ、
否定しにくい空気を持っています。

「そんなことはない」

というと、なんとなく真剣に音楽を追求していないヤツみたいなレッテルが貼られてしまうという恐怖があります。


でも、
冷静に考えれば誰にでもわかる事実です。
(バンドをやっていない一般人なら冷静に考えなくてもわかります^^)


この主張には条件が抜け落ちているから!


「良い曲を作って多くの人に聴かせれば、ファンは増えていく」

「良いライブパフォーマンスを大勢のお客さんの前ですれば、さらにファンは増えていく」

ということです。


そうでしょ?


あなたのバンドの曲を聴いてもらわなくて、いいと思わせることはできません。
ライブにお客さんが10人ではファンは増えません。
10人ずつにライブを見せていて、いったい何回ライブをすれば動員が200人になるのか!?

だから良い曲、良いライブをいままで以上に追求しながらも、
バンドには「少しでも多くの人に自分たちの音楽を聴かせる」という
大きな大きな使命があるのです!

あるはずです!

その方法はここにあります。
バンドマーケティング
の重要性に気づいたミュージシャンには
知っておかなければならない内容。
そう思います。


アイビーミュージックのサイトの中に「和泉好紀の独り言」というシリーズがあります。
インディーズアーティストの支援を長くおこなってきた和泉さんのアドバイスが記載されています。
http://ibmusic.jp/


裏技のようなものはまったくありませんが、活動の方針のヒントになるようなことはたくさん見つかります。


いくつか引用します。


★ ノーリスク、ハイリターン気質はダメ!
メジャーやインディーズを目指す方で、本当にガンバッテいるアーティストさんはリスクをかけてさまざまなツールを作っています。
CDやポスター、Tシャツやステッカー等を作り営業の材料にしています。

メジャーの雑誌にメンバーが数十万円出し合い、記事を掲載してもらって、それを材料にして300人程度までライブで呼べるようにまでなった方が実際いるという話も聞きました。
音楽に限らず世間の企業もリスク投資をした企業程成功する確率が高いと言われています。

最近ライブでもノルマが高い等でライブハウスもできるだけ安い場所探しの傾向が強まっていますが、上を目指すバンドさんはノルマを達成して当たり前なのです。
逆に「40,50人入れるからバック率を上げてほしい」などの相談が望ましい姿だとライブハウスの店長やマネージャーともよくお話します。
バンドさんもノーリスクではハイリターンの確立も少ないと思います。


★ ライブ後のお客様へのアフターフォローは大切に
ライブが終わったあと、自分達のライブが終わった後のライブに来てくれたお客様へのアフターフォローは確実にしてください。
アンケートを配り書いてくれたお客様へのお礼や会話雑談、そして全く知らない方がアンケート書いてくれたならきちんと対応しましょう。
また、その日のライブが終わったら必ず明日までにお礼のメールをしておきましょう。
そのメールは必ず本人が行う事、多ければメンバーが手分けして行ってください。
これが以外と出来てなくて次につながっていない方が多いです。
そして次ライブ来る時に1人でいいから誰か誘ってほしい!とお願いし電話やメールを終えてください。
誠意が伝われば次回来場者が1.5倍、2倍になるかもです。

★ メジャーがほしいアーティスト像
メジャーレコード会社がほしいアーティスト像はレコード会社の考え方や方針、また今の時代背景や今後の先の社会背景、時代背景により変わりますが、共通して言えるのはアーティスト自体に将来性があるのかどうかが一番大きいと思います。
一般大衆やコアなファンにぶつけてもCDやアーティストに人気が出るのかどうか?
そして音楽業界、放送業界というこの特殊な世界で生きてゆける忍耐力と協調性があるのかどうかではないかと思います。
新人なら思うような行動も取らせてくれません。
また業界は人間としても好かれないと生きて行ける所でもなく、つらい事もある程度覚悟は必要です。
自分勝手の世界ではないのがこのメジャーの世界。
今第一線で活動している方も乗り越えてますので、越えないとメジャーでは安泰しないと思います。


あなたの活動で抜けている事柄はありませんか?

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